「福音の再発見」
という本を
クリスチャンの友人から借用し読みました。
2013年5月に翻訳発売されたので
比較的新しい本です。
題名に惹かれて読んでみると・・・
自分のキリスト教信仰のあり方がチェックできて
たいへん参考になりました。
著者の スコット・マクナイト師は
著名な新約聖書学者であり、
現実には教会に仕え、神学校で教える教師です。
その信仰に対する姿勢は、伝統的であると同時に
多様化する現代の「福音」のあり方に
直裁に取り組んでいます。
スコット師が提案する「福音」の趣旨は・・・
これまで長い間「福音派」と呼ばれてきたグループは、
実は「救い派」と呼ばれるのがふさわしいのではないか?
つまり・・・
「福音」について語ってきたことは
実は「救い」にのみ集中してきたのではないか?
という事です。
彼はこう主張する・・・
『極限まで簡略化した最小限の福音
(イエスの死とその意味するもの、
そしてそれを受け入れた時の祈りに限定されたこと)
など不要である。
私がほしいのは、十全で聖書的な福音だ」
確かに!
「マタイの福音書」
「マルコの福音書」
「ルカの福音書」
「ヨハネの福音書」
には
イエス・キリストの生涯がその教えと共に記録されています。
イエス・キリストを知ること
=
福音です。
このことは、私の理解では・・・
罪→救い→天国
の強調ではなく
(むかし宣教師にはこれをよく言われた)
キリストの福音→恵→悔い改め→
キリストと共に生きる→天国
という信仰です。
この本を読んで
現在の!
私の信仰のあり方は、良いと思いました。
つまり・・・
「イエス・キリストと共に生きる」
「キリストに似る者になることを目指す」
「キリストの恵みに歩む」
「キリストに人生を委ねて生きる」
「キリスト(=聖霊)に何でも聞いて示唆を受ける」
等々・・・
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マチスの礼拝堂から |
最後に
スコット師が「福音」を要約していると指摘する
聖書箇所をご紹介しましょう。
------- Ⅰコリント15章から -------
私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、
私も受けたことであって、次のことです。
キリストは
聖書の示すとおりに、
私たちの罪のために死なれたこと、
また、
葬られたこと、
また、
聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、
また、
ケパに現れ、それから十二弟子に現れたことです。
その後、
キリストは
五百人以上の兄弟たちに同時に現れました。
その中の大多数の者は今なお生き残っていますが、
すでに眠った者もいくらかいます。
その後、
キリストはヤコブに現れ、
それから使徒たち全部に現れました。
1コリント 15:3〜7
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