ベテル好士の子供たち(イメージ) |
今日は Iさんの紹介で、横浜市内にある「ファミリーホーム」を夫婦で初めて訪ねました。
いろいろな養護施設があることは知っており、
そのひとつを二人で訪ねたことはあるのですが(妻は別のところも)、
小規模の施設は初めてでした。
好士さんご夫妻 ご主人は・・・社会福祉士や精神保健福祉士はじめダイビングインストラクターなど 多数の資格をお持ちです。 8年間技術者として会社勤めの後に精神障害者の施設で働いた経験もあります 奥様は・・・保育士や幼稚園教諭や田中ピネー式の知能検査資格や 大きな児童養護施設で21年間働いた経験をお持ちです お二人とも50代です |
お二人は「ファミリーグループホーム」をすでに15年以上されています。
これは全国的な仕組みではなく、横浜市独自の社会的養護体系のひとつです。
30年前に試行発足し、1992年(平成4年)に正式に発足。つまり、里親制度と大きな児童施設の中間的な位置づけ。
「ベテル好士」は、
1997年(平成9年)にスタートしました。
パンフレットから |
「グループホーム」は、もともとは神戸や大阪でスタートしたものの、
伸び悩んだのに対し、
同時にはじまった横浜は根付いたそうです。
スタート時は、11軒で今は7軒。
横浜で400人ほどの要養護児童がいますが、施設は絶対的に不足しており、
現状はとてもたいへんです。
子どもたちは、昔は保護者と一緒に生活できないから、
里親とか施設で生活するという「養護施設」のイメージでした。
今は、虐待・離婚・母子家庭・精神的な病気などが原因で
子どもと一緒に生活できない、
つまり
『家庭』があっても共に生活できない家庭の数が増えているとのこと。
自分の家庭に帰れない子どもたちも多くなってきており、
好士さんご夫婦は「うちから嫁に出す」というイメージで、
子どもたちと暮らしているそうです。
「普通の生活をしています」という好士さんですが、
人数が多いのでそこはたいへん。
例えば
洗濯物の量が半端ではありません。
洗濯物の量が半端ではありません。
生活費用は・・・
子どもの生活費や教育費は国から、
ホームの運営費は横浜市から補助を受けています。
しかし、昨今予算削減が続き、運営は困難な状況が続いているそうです。
「グループホーム」の良いところは・・・地域をベースとした「家庭」
・家庭的な雰囲気
・家庭や地域で生活モデルを体験できる
・専門的養育を提供できる
・地域での子育て支援を行える
「グループホーム」の困っていること・・・支援して欲しいこと
・子どもの学力不足を補う手助け
・退所後(高校卒業時)の進路と生活支援
・退所後(高校卒業時)の進路と生活支援
・お正月や休日に一時的に面倒をみてくれると子どもたちは喜び養護者も休める
・養護者の休養確保や日々の支援手助けが得られること
・財政面の支援
皆さんにも「ファミリーグループホーム」を知って欲しいと思いました。
そして・・・
何らかの支援ができれば、と思わされたことです。
2月25日(土)は「餅つき大会」ですので、希望者は参加されたらどうでしょうか?
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