旧約聖書
の
創世記に登場する
ノア
彼はその時代に 神から“正しい人"と認められ
箱舟を造るよう神から命令され
大洪水を乗り越えるという
困難な使命を達成した男のものがたりです。
伝道者の書
著者は・・・伝統的な解釈に従えば
賢者と讃えられたソロモン王です。
人生の意義と全生涯にわたって
幸福を得るために必要な行いについて
論理的かつ哲学的な探求を実践していたとされています。
その結果
一般的に幸福をもたらすとされる
知恵・正義・異性・家族・財産・信仰といったものは
むしろ相応しくなく
これらのものは絶対的な満足感をもたらすどころか
逆に欲望を増長させるに過ぎないと
結論づけています。
ソロモン王が
人生に秘められた真の意義と人間を幸福に導く生き方について
熟考しているとき・・・
ついに極意を得るに至ります。
それを言葉にしたのが
12章13節すべてに耳を傾けて得た結論。
「神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべて。」
さて
伝道者の書
の中から私が気になった文章を
これから一章一節づつ取りあげていきます。
あなたがこれを読んで興味をもったら
ぜひ全章を読んで下さい。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
第1章
2節:空の空。伝道者は言う。
空の空。すべては空。
第2章
13節: 私は見た。
光が闇にまさっているように、知恵は愚かさにまさっていることを。
第3章
12-13節: 私は知った。
人は生きている間に喜び楽しむほか 何も良いことがないのを。
また、
人がみな食べたり飲んだりして
すべての労苦の中に幸せを見出すことも
神の賜物であることを。
第4章
9節:二人は一人よりもまさっている。
二人の労苦には、良い報いがあるからだ。
第5章
19-20節:実に神は
すべての人間に富と財を与えてこれを楽しむことを許し
各自が受ける分を受けて自分の労苦を喜ぶようにされた。
これこそが神の賜物である。
こういう人は、
自分の生涯のことをあれこれ思い返さない。
神が彼の心を喜びで満たされるからだ。
第6章
11節: 多く語れば それだけ空しさを増す。
それは 人にとって何の益になるだろうか。
第7章
16-18節 あなたは正しすぎてはならない。
自分を知恵のありすぎる者としてはならない。
なぜ あなたは自分を滅ぼそうとするのか。
あなたは悪すぎてはいけない。
愚かであってはいけない。
時が来ないのに なぜ死のうとするのか。
一つをつかみ もう一つを手放さないのがよい。
神を恐れる者は この両方を持って出て行く。
第8章
16-17節: 私が昼も夜も眠らずに知恵を知り
地上で行われる人の営みを見ようと心に決めたとき
すべては神のみわざであることが分かった。
人は日の下で行われるみわざを見極めることはできない。
人は労苦して探し求めても 見出すことはない。
知恵のある者が知っていると思っても 見極めることはできない。
第9章
9節:あなたの空しい人生の間
あなたの愛する妻と生活を楽しむがよい。
彼女は あなたの空しい日々の間、
日の下であなたに与えられた者だ。
それが 生きている間に
日の下でする労苦から受けるあなたの分なのだ。
第10章
14節: 愚か者はよくしゃべる。
人はこれから起こることを知らない。
これから後に起こることを
だれが彼に告げることができるだろうか。
第11章
9-10節: 若い男よ 若いうちに楽しめ。
若い日に あなたの心を喜ばせよ。
あなたは 自分の思う道を、
また 自分の目の見るとおりに歩め。
しかし
神がこれらすべてのことにおいて
あなたをさばきに連れて行くことを知っておけ。
あなたの心から苛立ちを除け。
あなたのからだから痛みを取り去れ。
若さも青春も空しいからだ。
第12章
13-14節: 結局のところ
もうすべてが聞かされていることだ。
神を恐れよ。
神の命令を守れ。
これが人間にとってすべてである。
神は
善であれ悪であれ
あらゆる隠れたことについて
すべてのわざをさばかれるからである。
春を待つ夕暮れに
むく鳥の群れが ・・・
毎日
集っている(らしい)