2011年5月23日月曜日

ライフ デザイン:リタイアの起承転結

枯れたと思ったレモンの木から新芽が・・・
《結婚生活のセカンドハーフ》
という翻訳本を買ったのは、もう10年以上前のことでした。
セカンドハーフとは、結婚人生の後半のこと。
つまり、子育てが終わって、夫婦が再び二人きりになること。
英語で“EMPTY NEST”つまり“子供がいなくなった鳥の巣”という意味です。私たちもいつからかそのようになりました。
夫婦二人で出かけた帰路、急いで帰らなければ、と子供のことを心配する必要はもうなくなったのです。
しかし、どこか寂しい・・・でも、夫もいれば妻もいる。そう、二人なのです!

ところが・・・
新婚時代の二人は、一般的にご主人は働いているので、意外と夫婦が共有する時間は少ないものです。だからお互いの理解(コミュニケーション)は、30年経っても、思いの 他できていないのです。
そして“EMPTY NEST”   再び二人“だけ”の生活がはじまります。

我が家のバラ
《夫は定年・妻はストレス》
という本があります。
著者のカウンセラー(フェミニスト セラピスト)清水博子さんは、長年、多数のうつになる妻のカウンセリングを続けてきました。
妻たちは、定年前後の夫の「俺はよく働いてきた。そのお陰でおまえ達は良い生活をしてきた。俺の勤めは終わった、これからは自由に生きるぞ。」という言葉に、強い憤りと怒りを感じていると言います。
妻はこれまで、家事を取り仕切り子どもを育て、夫を支え家族に貢献してきたのです。その夫という遺物が、突然、毎日家にいる。
80%以上の妻はストレスを感じているのです。


リタイア後の「幸せレシピ」の詳細は、この書に譲りますが・・・
男性は、「大きなぼうや」から、自立した男性になる(遅ればせながら)。
そして「謙遜」になって、まずは妻から「家事」を教わり、実行していく。
家事を分担し、互いをいたわり合う。
そのためにも、まず、身近な妻や子どもとの話しのなかで、自分の感情を素直に表現していくことを学ぶことが大切。


畑のカリフォルニアポピー
私もこの数年学んできましたし、今も家事体験中です。
そして、リタイア生活にも「起承転結」があることを発見しました。
(私の場合)今までの5年間は「起」の時期で、いろいろな事を体験しました。
そして今からは「承」、自分が何をしたいか
やるべき事は何かをもう一度確認し、
これから生涯やっていく事に取り組みたいと思っています。
私たちは、現状の生活を「友共トモトモ人生といっています。
パートナーとして夫婦共に与生を豊かに歩んで行こう、と話しています。
朝夫婦で散歩し、朝食準備は私の役割。その後、二人でディボーション(聖書を読んでお祈りをする)を持ち、昼食はご飯メニュー。夜はパン食。つまり、昼食と夜を逆にして、寝る前にお腹を軽くすることによって、健康的な生活パターンにすることが狙いです。
リタイアカップルには お勧めです。
どうぞ お試しください。



あなたがたも、おのおの自分の妻を自分と同様に愛しなさい。妻もまた自分の夫を敬いなさい。
新約聖書 エペソ人への手紙 5章:33節 

参考図書:結婚生活のセカンドハーフ(いのちのことば社)、夫は定年・妻はストレス(青木書店)



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