2012年12月24日月曜日

クリスマスおめでとうございます。

今年はリンゴでリースを作ってみました


我が家に届いたクリスマスカード
日本の友人からはもちろん 遠くはケニヤから アメリカから・・・

ポップアップ式のカードも頂きました


クリスマス・ストーリー
ベツレヘムにいる間に、マリヤは初めての子を産みました。
男の子でした。
 彼女はその子を布でくるみ、飼葉おけに寝かせました。 宿屋が満員で、泊めてもらえなかったからです。
その夜、町はずれの野原では、羊飼いが数人、羊の番をしていました。
そこへ突然、御使いが現われ、主の栄光がさっとあたり一面を照らしたのです。
 これを見た羊飼いたちは恐ろしさのあまり震え上がりました。
御使いが言いました。 
「こわがることはありません。 これまで聞いたこともない、すばらしい出来事を知らせてあげましょう。 
すべての人への、うれしい知らせです。
今夜ダビデの町(ベツレヘム)で救い主がお生まれになりました。 
この方こそ主キリストです。
布にくるまれ、飼葉おけに寝かされている赤ん坊、それが、目じるしです。」
するとたちまち、天の軍勢が現われ、御使いといっしょに神をほめたたえました。
「天では、神様に栄光があるように。地上では、平和が、神様に喜ばれる人々にあるように。」
御使いの大軍が天に帰ると、羊飼いたちは、
「さあ、ベツレヘムへ行こうぜ。 主が知らせてくださった、すばらしい出来事を見てこようじゃないか!」
と言い合いました。
羊飼いたちは息せき切って町まで駆けて行き、ようやくヨセフとマリヤとを捜しあてました。 
飼葉おけには、赤ん坊が寝ています。
何もかも御使いの言ったとおりです。 羊飼いたちはこのことを大ぜいの人に話して聞かせました。
それを聞いた人々はみな、ひどく驚きましたが、
マリヤはこれらのことを胸に納め、時々、思い返していました。
羊飼いたちは、お告げどおり赤ん坊にお会いできたので、神を賛美しながら、帰って行きました。
ルカの福音書 2:6〜20(リビングバイブル訳) 

2012年11月15日木曜日

ライフデザイン:思わぬ秋の収穫


2年前に自治会のイベントでもらった材木に椎茸が・・・

下のキノコは市販の大きさです


料理したら、思いの外おいしかったので、得した気分!



ハレルヤ。
主(神)に感謝せよ。
主はまことにいつくしみ深い。
その恵みはとこしえまで。
詩篇 106:1 

2012年11月6日火曜日

ライフデザイン:ダビデ王の生涯

ダビデ王


聖書の人物はたいへん興味深い人生を歩んでいます。
特に 旧約聖書に登場する人物の人生物語は 成功も失敗も正直に記録されています。
そこから 私たちの生き方も学ぶことができます。
今回は ダビデの人生をご紹介し、私が学んだことを記したいと思います。
ダビデ王は約3,000年前の人物です。
ダビデの子どもが、ソロモン王です。
日本では ソロモン王の名前の方が有名ですね。
では・・・少し長いですが 読んで頂ければ幸いです。

《ダビデ王が登場する聖書箇所》
  ・Ⅰサムエル16章〜31章・・・・(ダビデの油注ぎとサウル王との葛藤)
  ・Ⅱサムエル1章〜24章・・・・・(ダビデの治世の記録)
  ・Ⅰ列王記1章〜2章・・・・・・・(ソロモンへの遺言)
  ・Ⅰ歴代誌2章〜29章・・・・・・(神殿建築の準備)
  ・詩編を73 書きました

  ・ 新約聖書では・・・・・・・・・・ダビデの名前が58出てきます。


ダビデの一生を誕生から70歳で死ぬまでを年表にしてみました
赤い帯:彼が30歳から70歳までの王としての人生を表しています

《序》
  私は最近、妻と話していて分かったことがあります。
  妻に言わせれば・・・37年間言い続けてきたことがようやく分かったのね!というこ
  とで、呆れられたのですが。
  
  話しはこういうことです・・・
  ・ 私は、何かと自分が正しい・相手が悪い、と責任転嫁する傾向がありました。 
    これは、人に良く思われたいために、自分の意見はさておいて・・・
人に合わせて
   しまう。それは結局、自分を守り大事にする、自己中心の生き方ではないか?

    ・信仰者であれば・・・
「神の声」を聞きつつ、「神中心」に歩むことが大切なはずです。
    ・私はツイそれを忘れて、「人中心」で生きることが多かったです。
   そのことを率直に認め、悔い改めて、「神中心」に歩むことを祈った次第です。 
   
    一方、
今日取り上げた「ダビデ」の場合は
(私と正反対に)生まれたときから
「神さま
  を第1に愛する生き方」であり、生来「正直」で「公平」で、
間違いが分かれば心底認めて「悔い改める」、
「神中心」の生き方の人物でした。
    私は、
ダビデの生涯を見たときに、如何に彼が神に愛されてきたか?
分かる気がしました。

  ここでは、「ライフデザイン」という視点から、
  ダビデの人生を学んでみたいと思います。



《人生区分》
  ダビデの人生は、3つに区切ることができます。
  
    第1期:少年時代・・・・・・・・ 0歳〜12
    ◎Ⅰサムエル1617
     ・ベツレヘムのエッサイの末息子8男(父親から忘れられそうな存在)
     ・父の羊を飼っていた羊飼いで竪琴の名手でした
     ・神さまに絶大な信頼を置く若者でした
    

  2期:サウルに仕え、また逃亡した時期・・・13歳〜30歳の17年間
    Ⅰサムエル17章〜31
  ・少年ダビデが石ひとつで巨人ゴリアテを倒す

2メートルを越えると言われた巨人ゴリアテを倒す
     ・サウル王の宮廷に仕え、王の癇癪を竪琴で慰めた
     ・王の娘ミカルと結婚(19歳)
     ・戦士として数々の戦勝をあげた。「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った」
      と民衆に讃えられた優れた戦士でした
     ・王の長男ヨナタンとの熱い友情に助けられる
     ・サウル王の妬みと嫉妬を逃れて、逃避行が続いた(10年以上)
     ・アビガイルとアヒノアムと結婚(24歳)
     ・嘘(二枚舌)をつき気違いのまねをまでして逃げまわるという、人生最大の困
      難と失意を体験した。しかし、それでもダビデを慕う600人の部下がいた。
     ・どん底から、再び主に賴りたのむことを思いだし立ち直る

嫉妬に狂いダビデに襲い掛かるサウル王
   
  3期:王としての時期・・・30歳から70(紀元前1010年頃から40年間)
           (ダビデは三十歳で王となり、四十年間、王であった:2サムエル 5:4 )

        ①Ⅱサムエル1章〜24(ダビデの治世の記録)
     ②Ⅰ列王記1章〜2(ソロモンへの遺言)
     ③Ⅰ歴代誌2章〜29(神殿建築の準備)
   
  ・サウルとヨナタンが戦死することによって、
  ダビデがユダの王として油注がれる。
  その結果・・・
   王としてユダ族(ヘブロン)の地を治める(BC 1010:30
     一方この間、
サウルの子:イシュ・ボシェテは将軍アブネルの擁立により2年間イスラエルを治めた。
      ・7.5年後、イスラエルの全長老がダビデを王に推し、
エルサレムを奪還し、
全イスラエルをその後32.5年間統治した(BC1003年:37
 ・「神の箱」をエルサレムに無事に運び込み、
 天幕に納め、全焼と和解の生贄を捧げる(39歳)
      ・ペリシテ・モアブ・アラムなどを討伐し、行く先々で勝利を得る
    ・部族・氏族を越えて能力のある者を登用し、軍事態勢と行政体制を確立した
      ・全イスラエルで正しい裁きをした
      ・王国の繁栄時代を迎えた(BC993年:47歳)

預言者ナタンに罪を指摘され悔い改めるダビデ王

        ・子供が与えられ家庭生活がはじまった(ヘブロンで5男子、合計11人)
      ・バテ・シェバとの姦淫の罪(50歳)
   ・家族内抗争が激化(子供たちの養育の失敗が現実となる)~ナタンの預言
       の成就:三男アブシャロムの謀反と戦死
   ・自分の手で主の宮を建てたいと願いましたが、神に許されず,神殿づくり
       のための準備(資材や人材の確保)に奔走した
    ・人口調査を実施、主の怒りをかう(69歳)
     ・四男:アドニヤの王位をねらう反乱(69歳)
   ・ソロモンに油注ぎをし、王座につかせる(70歳:死の直前)
   ・ソロモンへの遺言〜全き心で主に仕えよ+主の宮を建設せよ(70歳:死)

死を迎えるデビデ王:ソロモンに遺言を託す
  

ダビデのライフデザインの特徴:3ポイント

ポイント1:「信仰」を生かした人生を歩みました

少年時代から「天性の信仰心」を見ることが出来ます。
詩編23には、それが良くあらわされています。
       ダビデの天分は、神さまと直結していると言うことです。
それはいつも主を賛美し、またよく祈っていたので、
主が彼によく答えて下さっていたのだと思います。
   主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。
詩篇 139:1 

   (聖書の神:天地創造の神)の力を信じていた

     ダビデの最初の信仰の挑戦は、強力な敵ペリシテ人と戦いでした。
巨人ゴリアテが有利だと、誰もがそう思いました。
しかし、ダビデだけは違っていました。
     彼は、これは主の戦いだから、自分が必ず勝つ
という信仰で戦いにひとりで臨んだのです。
     そして、ご存じのように「たった一個の石」で、ゴリアテを倒したのです。
     「私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、
      おまえに立ち向かうのだ。きょう、主はおまえを私の手に渡される。
           ・・・この戦いは主の戦いだ。主はおまえたちをわれわれの手に渡される。」
           1サムエル 17:4547

   神の権威を第1とする信仰の原則を守っていました
    
       サウル王の妬みで命を狙われたダビデは、サウル王を殺すチャンスがあったに
     もかかわらずに、「主に油注がれた方」を殺すことはなかったのです。
     それは、神が選ばれた者(サウル王)を傷つけないという、
     神の権威を大切にしたからです。
   「私が、主に油そそがれた方に手を下すなど、主の前に絶対にできないことだ。」
      1サムエル 26:11
    
   ③主に助けと導きを求めました
    
  ・逆境の時
     ダビデは人生でどん底に落ちたときが何度もありました。
     サウル王に追われ、何度となく命を狙われ、
     ガテの王アキシュのもとに助けを求めた時期に、
     アキシュを恐れ気が狂ったふりをしたとき。
      「主よ。私はあなたに身を避けています。私が決して恥を見ないようにして
      ください。あなたの義によって、私を助け出してください。
            私に耳を傾け、早く私を救い出してください。私の力の岩となり、強いとり
            でとなって、私を救ってください」 
      詩篇 31:13  
    
   戦いの前
     Ⅰサムエル記23章では、ケイラを攻めるべきかどうか、主に問いました。
  ダビデは、祭司エブヤタルに言った。
 「エポデを持って来なさい。」
            そしてダビデは言った。
「イスラエルの神、主よ。あなたのしもべは、
            ケイラの者たちは私を彼の手に引き渡すでしょうか。
            サウルは、あなたのしもべが聞いたとおり下って来るでしょうか。
            イスラエルの神、主よ。どうか、あなたのしもべにお告げください。」
            主は仰せられた。
「彼は下って来る。」
            1サムエル 23:811 
     
     また、Ⅰサムエル記30章では、アマレク人との戦いに臨むべきかどうか、
     祭司エビヤタルにエボテを持って来させ、主に問いました。 
      ダビデは主に伺って言った。
「あの略奪隊を追うべきでしょうか。追いつけるでしょうか。」
すると主はお答えになった。
「追え。必ず追いつくことができる。必ず救い出すことができる。」  
1サムエル 30:8
     ダビデは、この命令に従い、勇敢に戦い勝利しました。




ポイント2:神の前に「謙遜な心」を持っていました

   ダビデとて、失敗や誘惑や恐れに翻弄されたことがありました。
  
罪を知ると 直に間違いを認め 完全に悔い改めました

 王になって20年が過ぎ、王国が安定してきた頃、50歳頃だと思われますが、 
   ウリヤの妻:バテ・シェバの淋浴を見て、気に入り召し入れました。
                その上、
 夫のウリヤが、戦死するように画策するという、恐ろしい罪を犯したのです。
      主が預言者ナタンを遣わし、その罪を指摘しましたが、
      ダビデはそれが大きな罪であることを即認め、
悔い改めました。
(Ⅱサムエル1112章)
            最初の子は、病で7日目に死にましたが、
          そのことを通してダビデは生まれ変わりました。
ダビデは、詩編の38編や32編そして51編で、罪を告白し、悔い改めています。
そして、主から「清い心」と「揺るがない霊」を頂くよう祈っています。

     神よ。御恵みによって、私に情けをかけ、あなたの豊かなあわれみによっ
     て、私のそむきの罪をぬぐい去ってください。
     どうか私の咎を、私から全く洗い去り、私の罪から、私をきよめてください。
              まことに、私は自分のそむきの罪を知っています。私の罪は、いつも私の
              目の前にあります。
              私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪であることを
              行いました。それゆえ、あなたが宣告されるとき、あなたは正しく、さば
              かれるとき、あなたはきよくあられます。
                詩篇 51:14

 そして主は、ダビデの罪を完全に赦し、主はダビデを祝福し、男の子を与えました。
         その子は、ソロモン(エディデア:主に愛される者)と名付けられました。

家族づくりの失敗を認め、主に委ねた人生を歩むことのす
ばらしさを確認

ダビデは8人の妻を持ち、子供は11人いました。
さらに多くのそばめとその子供たちがいました。
その結果・・・
王座を狙う反乱が起こりました
しかし、老年期に入ったダビデは、
主に・・・

あなたの道を主にゆだねよ。
主に信頼せよ。
主が成し遂げてくださる。
主は、あなたの義を光のように、あなたのさばきを真昼のように輝かされる。
主の前に静まり、耐え忍んで主を待て。
私が若かったときも、また年老いた今も、正しい者が見捨てられたり、
その子孫が食べ物を請うのを見たことがない。
主を待ち望め。
その道を守れ。
そうすれば、主はあなたを高く上げて、地を受け継がせてくださる。 
詩篇 37

人口調査の間違いを認め、完全に主に立ち返りました

ダビデは、軍隊長ヨアブに命じて、全部族の人数を数えさせた。全土を巡
って9ヶ月と20日後にエルサレムに帰って来ました。しかし、主は禍を
もたらしました。

ダビデは、民を数えて後、良心のとがめを感じた。そこで、ダビデは主に言った。
「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました。主よ。今、あ
なたのしもべの咎を見のがしてください。私はほんとうに愚かなことを
しました。」  
2サムエル 24:10




ポイント3:使命を達成して 「有終の美」を迎えました

ダビデは、「神殿建設」が自分の人生の使命、と思っていました。(Ⅰ歴代誌22:7
 そのために「神の箱」をエルサレムに運び入れました(39歳)。
その時は、小躍り して喜び、祭壇に生贄を捧げて主を賛美しました。
しかし主は、ダビデが神殿建設をすることを望まれませんでした。(Ⅰ歴代誌22:8
神殿を建てる任務はダビデではなく,彼の後継者に託すのが主の御旨でした。
その理由は、ダビデが戦争で多くの血を流したからです。
主は、ダビデに次のように宣言されます。

        あなたの日数が満ち、あなたがあなたの先祖たちのもとに行くようになるなら、
         わたしは、あなたの息子の中から、あなたの世継ぎの子を、
         あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。
         彼はわたしのために一つの家を建て、
わたしはその王座をとこしえまでも堅く立てる。   
1歴代誌 17:1112    
 
 その結果、

ダビデは自分の使命は、 
①神殿建設のために、資金や資材や人材の調達をすること
②後継者としてのソロモンに、王としての自覚を伝えることであることを悟ります。
(Ⅰ歴代誌22:141628章〜29章)

  そして・・・その最期は、主に祝福されたすばらしいものでした。

  彼は長寿に恵まれ、齢も富も誉れも満ち満ちて死んだ。

彼の子ソロモンが代わって王となった。 
(Ⅰ歴代誌29:28) 


サウル王国と拡大されたダビデ王国

《結論》

ダビデは、波乱に富んだ人生を歩みました。
実は・・・
聖書に登場する人物で「有終の美」を迎えて、
天に召された人はそう多くはありません。
ダビデは、使命をやり通して 見事に生涯を終えました。
私たちもそのような生涯を、送りたいものです。

そのためには・・・
ダビデに学んで、私たちも次の詩編のような信仰で歩むことが大切だと思います。

      主はわが巌、わがとりで、わが救い主、身を避けるわが岩、わが神。
わが盾、わが救いの角、わがやぐら。
ほめたたえられる方、この主を呼び求めると、
私は、敵から救われる。   
《詩篇 18:23


 

「わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。」
 黙示録 22:16
           と、イエス・キリストご自身が、ダビデとの関係の重要性を語っておられます。