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Appleと共にマーケティングのクリエイティブ
ディレクターとして「Think Different」キャンペーン
や「iMac」「iBook」「iPod」「iTunes」「iPhone」などの
「iシリーズ」を創作したK.シーガルの書き下ろし。
“アップルはSimpleという哲学を生み出した”
と、物語りははじまります。 |
1984年:マッキントッシュの発表会
若きジョブズの得意げなプレゼンテーションが見所
この時 私はカリフォルニアで働いていて 仲間のデザイナーと
店頭で見て感動した覚えがあります
(Youtubeより 約5分)
---------------シンプルさは洗練の極み-------------
例えば・・・
●会議はシンプルに
・出席者は最小限に
・30分以上続くときは退席する
・会議で使った時間を埋め合わせるべく その日に何か生産的なことをする
●プロジェクトはシンプルに
・メンバーと意志決定者は最小限にする
・競合提案はしないで 最良の一案のみを提案する
・目標はシンプルに
1984年:マッキントッシュの発売キャンペーン
巨人IBMに対抗したAppleの挑戦的テレビCM
TVCM最高傑作といわれた作品
(Youtubeより)
●マーケティングはシンプルに
・シンプルだが高度なブランド価値を確立し それを継続する
・ターゲットを明確にしたキャンペーンで アップルが何者かを明確に伝える
・価格は語らないで 製品の価値を伝える
1996年:アップルに11年振りに復帰したジョブズ
が打ち出した“Think Different"キャンペーン
(Youtubeより)
●製品構成はシンプルに
・製品のボタンはひとつで (iPodやiPhoneを見れば分かる) 使いやすさを強調する
・マニュアルは不要で 誰もが手に入れたらすぐ使える機能の分かりやすさ
・テクノロジーは高度でも表に出さないで 感情を伴うテクノロジーまで高める
・製品の価値はビジネスのためよりも人間の楽しみのためにある
1998年:ジョブズがアップルに復帰して
最初に発表したコンピュータの新しい世界を
感じさせる画期的製品
(Youtubeより)
●アイデアの創造
・不可能を疑う
・傲慢にはノーと言う
・人間らしさを追求する
・カジュアルな打ち合わせを大切にしよう
・細部にこだわる(例えば 製品パッケージ)
・いつでも反対する人間を無視する(例えば Apple Storeの展開)
・敵を持つことはいいことだ(例えば マイクロソフトやインテルなど)
・使える武器は何でも使う(例えば クリントン大統領を交渉役に)
・シンプルさは究極の武器
・シンプルさは 常にオリジナルを生み出す
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一読をお奨めします |
-----------結論-----------
私はシンプルであることが難しいタイプの人間です。
だから・・・シンプルに生きることができる人間がうらやましい気もします。
しかし・・・この複雑さに対処できることも良いことだと思います。
常に「断捨離」の人生を心がけたいものです。