「カレブの会」というリタイヤ前後の方々の集会に参加しています。
ここの参加者は、ほとんどが企業戦士として活躍してきた体験者です。
終身雇用で20〜30年間、同じ企業で働いてきました。
しかし・・・
最近は 企業を取り巻く環境は様変わり
仕事に関する問題は深刻です。
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総務省が・・・
パートや派遣社員などの「非正規労働者」を対象に
その仕事に就いた理由を初めて調査したところ
正規の仕事がないという理由から望まずに非正規の仕事に就いている人は
348万人で、
非正規労働者のおよそ5人に1人に上ることが明らかになった。
また、
総務省の労働力調査によると・・・
2013年3月の「完全失業者」だけでも
280万人おり
無視できない存在になっています。
(就職希望者の推移と関連データを以下に示す)
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2012年の非労働力人口は4534万人。 そのうち「就業希望者(就業を希望しているものの、 求職活動をしていない人)」は417万人、 前年比で54万人減少となる。 |
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経年変化で見ると、
リーマンショックの影響が強く表れている2009~2010年では
「健康上の理由」が少なく、
「適当な仕事がありそうにない」が多い。
それだけ労働市場がひっ迫していることが分かる。
それ以降は「適当な仕事がありそうにない」の割合が減り、
「健康上の理由」の比率が増えていく。 |
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このグラフ動向からは、「リーマンショック」の2009年以降、 「非労働人口」においても これまでとは状況が異なる様相を見せているのが分かる。 景気連動性の高い「今の景気や季節では仕事がありそうにない」 の動きを見る限り、直近では2009年をピークとして、 労働市場の最悪期は脱しつつあると考えることができる。 |
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世界的にみて 日本の失業率は低いが・・・ |
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特にヨーロッパ諸国の若者失業率が高いのは昔から。
40年前にイギリス留学したときにも同じことに気付きました。
それは・・・
EU諸国も合わせ先進諸国で若年層の失業率が高いのは、 産業構造の変化、 そして若年層が手掛けることが多い「技術が未習得でも可能な、 比較的容易な作業」が機械化され必要人員数が減ったこと、 その上為替レート上で相対的賃金の安い新興国に、 それらの作業が割り振られる動きを見せているのが主要因。
ヨーロッパ諸国は 他の先進国同様に高齢化により就労年齢が上昇しており、 「高齢者が就業場所に居座り、席が空かず」 若年層が割を食う事態に陥っている。 また、すぐには利益が数字として表れない (だからこそ企業にとっては「財産」となる) 「若年層の労働訓練・修練」は「即戦力にならない」 「結果が出ない」との判断がなされ優先順位が下げられ、 若年層の立ち位置はさらに悪化する。 いわゆる負のスパイラル状態に陥っている。 《以上のデータは「http://www.garbagenews.net/」より転載》 |
さらに、10年くらい前からでしょうか?
WEBでの就活エントリーがはじまってから
近年の大学生や大学院生の就職活動競争が更に過激になり
就職の困難さ(特に女子)はさらに増したというわけです。
今後この現象は不平等さを拡大し
結局のところ・・・
学歴社会の強化に繫がっていくのではないか、と危惧されるのです!?
このような厳しい就活環境の中で
「無職は夢職」
史上初の「無職説明会」ルポが 日経ビジネスに掲載されていました。
主宰したイベントプロデューサーの岡田紘樹さん(31)は
「世の中に出ているのはネガティブな情報ばかりで、
就職していない=ダメ人間というとらえかたをされがち。
自分を悲観してしまう人も多い」と切り出した。
「世の中にはなかなか出ない無職のメリットについて発信し、
経験した人間だからいえる無職の大変さなど、
ありのままの姿を伝えたい」とイベントの狙いを話す。
「無職時代があるから、今の自分がある」
出演者たちが訴えるメッセージは説得力がある。
南アフリカで非政府組織(NGO)活動に従事し、
現在、南ア観光ツアーを企画しているという男性(30)は
「実用的な情報はやや不足していたが、
無職を乗り越えた人たちにはそれなりのスキルがあるのだな、と感じた」と話す。
「職場で嫌なことがあったが、前向きにがんばろうという気持ちになった」
(20代の女性会社員)との声も。
無職の強みは何かというテーマでは「時間があること」が強調された。「時間があることをアピールしていけば、人手が足りない時に『ちょっと手伝ってくれないか』と声がかかる。そうやって仕事を増やし、食べてきた」との意見も出た。
出演者の一人で大学生の菊池良さん(25)は
中学卒業後に6年間の引きこもり生活を過ごした。
大検を経て進学し、「世界一即戦力な男」というコピーで
自分をPRするホームページを立ち上げ、企業から見事内定を勝ち取った。
イベントの終盤に徳川家康など大器晩成型の偉人のエピソードを引き合いに出し、
「50年後に勝っているのは自分」と会場を沸かせた。
働くことの意味が 今こそ問われる時代ですね!!!
天国はまた、他国へ出かけたある人の例で説明できます。
彼は出発前に、使用人たちを呼び、『さあ、元手をやるから、これで留守中に商売をしろ』と、
それぞれにお金を預けました。
めいめいの能力に応じて、一人には150万円、ほかの一人には60万円、もう一人には30万円というふうに。
こうして、彼は旅に出ました。
150万円受け取った男はそれを元手にさっそく商売を始め、じきに150万円もうけました。
60万円受け取った男もすぐ仕事を始め、60万円もうけました。
ところが、30万円受け取った男は、地面に穴を掘ると、その中にお金を隠してしまいました。
だいぶ時がたち、主人が帰って来ました。 すぐに使用人たちが呼ばれ、清算が始まりました。
150万円預かった男は300万円を差し出しました。
主人は彼の働きをほめました。
『おまえはわずかなお金を忠実に使ったな。 今度はもっと大きな責任のある仕事をやろう。
私といっしょに喜んでくれ。』
次に、60万円受け取った男が来て、報告しました。 『ご主人様。
ごらんください。 あの60万円を倍にしました。』
『よくやった。 おまえはやり手で、しかも忠実なやつだ。
わずかなお金を忠実に使ったから、次はもっとたくさんの仕事をやろう。』主人はこの男もほめてやりました。
最後に、30万円受け取った男が進み出て、言いました。
『ご主人様。 あなた様はたいそうひどい方でございます。
私は前々から、それを存じ上げておりましたから、せっかくお金をもうけても、
あなた様が横取りなさるのではないかと、こわくてしかたがなかったのです。
それで、あなた様のお金を土の中に隠しておきました。
はい、これがそのお金でございます。』
これを聞いて、主人は答えて言いました。
『なんという悪いやつだ! なまけ者めが! 私がおまえのもうけを取り上げるのが、わかっていたというのか。
だったら、せめて、そのお金を銀行にでも預金しておけばよかったのだ。
そうすりゃあ、利息がついたじゃないか。
さあ、こいつのお金を取り上げて、300万円持っている者にやってしまえ。
与えられたものを上手に使う者にはもっと多くのものが与えられて、ますます豊かになる。
だが不忠実な者は、与えられたわずかなものさえ取り上げられてしまうのだ。
役立たずは、外の暗やみへ追い出してしまえ。
そこで、泣きわめくなり、歯ぎしりしてくやしがるなりするがいい。』
マタイの福音書 25章:14〜30節(リビングバイブルより)