小冊子「エンディング・サイン」
をご紹介します
推薦者:星野 隆三
「エンディング・サイン」
は、
「カレブの会」
代表の小川吾朗さんが、
ライフワークの一環として書きあげた小冊子です。
誰もが自分の最期について思い巡らすとき・・・
最善であるようにと祈ることでしょう。
この本は、
そのような時に役立つコミュニケーション・ツールとしての提案です。
何故この本が生まれたか、
その意図を著者ご自身に語っていただきます。
旧約聖書・創世記に出てくる
ヤコブは、
自分の終わりが来たことを悟り・・・
力をふりしぼって床に座り、
息子たち12人を自分の回りに集め、
彼ら一人ひとりを祝福し、
世を去りました。
(創世記48−49章)
感動的な別れの場面です。
私たちもまた、
ヤコブがそうしたように、
自宅に家族が集まり、
その一人ひとりに手を置き、
彼らを祝福し、
その後、
家族に見守られてこの世を去る。
このような最期であったらどんなに幸せであろうかと思います。
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別れ |
しかし、
私たちにとって明日のことは誰にも分かりません。
ヤコブから学ぶことは、
「メメント・モリ」(MEMEMTO MORI)の生き方です。
かつて、
中世の修道僧たちは、
この言葉を日々の挨拶としたそうです。
このラテン語の意味は「死を覚えよ」。
自分にいつか必ず訪れる死を忘れないで生きるように、
と私たちに促しています。
この生き方は、
暗く悲壮感に沈む日々を想像してしまいますが、
そうではなく、
死を意識した生き方は、
かえって力強く明るい祝福された日々へと
私たちを変えていくのです。
私たちがある人の思い出を語る時、
「あの方の、最期の言葉は・・・」
と言って
深く心に刻まれた言葉を思い起こすことがあります。
それほど最期の言葉は人々に深い影響を残します。
たとい、
それまで悪い関係があったとしても、
その一言で善い関係に変えられることもあるのです。
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勝利 |
ところが、
そんなに大事な言葉も、体が衰弱し話す力が失われると、
伝えられない場合があります。
そのような時、
もし何らかの共通理解のある「サイン」があれば、
自分の思いを
家族や友人に伝えることができるのではないでしょうか。
この「エンディング・サイン」は、
そのような時でも、
大切な「感謝」の思いと、
死後の「希望」を伝えるために生まれたのです。
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感謝 |
私たちが、
家族や友人に伝えたいと思うこの大事なメッセージを、
最期に伝えたいと思うだけでなく、
元気な今からこの「サイン」を伝え、
「感謝」と「希望」
を
共にしつつ生きて行こうと決めるなら、
それまで経験したことのない
「喜び」
が
生まれて来ることでしょう。
そして、
この期待は、
決して失望に終わることはありません。・・・
*注文先〜小川吾朗 Email:goroogawa@gmail.com
または FAX:028-647-2938
*定価〜400円(税込み)
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わが家の百合 |
この希望は
失望に終わることはありません。
なぜなら・・・
私たちに与えられた聖霊によって
神の愛
が
私たちの心に注がれているからです。
ローマ人への手紙 5章5節