ユニセフ報告書「レポートカード16」発表
先進国の子どもの幸福度をランキング
日本にとっては
ショッキングな内容になっています。
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概要
ユニセフ(国連児童基金)・イノチェンティ研究所が発表した
最新報告書は、
自殺、不満、肥満、低い社会的スキルや学力といったことが、
先進国の子どもたちに
共通に見られる特徴になっていることを明らかにしています。
最新報告書は、
自殺、不満、肥満、低い社会的スキルや学力といったことが、
先進国の子どもたちに
共通に見られる特徴になっていることを明らかにしています。
20年続くレポートカードシリーズは、
各国の比較可能なデータを元に
経済協力開発機構(OECD)または欧州連合(EU)に加盟する国々の子どもの状況を
ランキングで示しています。
日本の「子どもの幸福度」
総合順位は20位でした(38カ国中)
この総合順位は、以下の3つの分野を総合した順位です。
〇身体的健康:1位
(子どもの死亡率、過体重・肥満の子どもの割合)
(子どもの死亡率、過体重・肥満の子どもの割合)
肥満や過体重の子どもたちの割合は近年増加しています。
ほぼすべての国でおよそ3人に1人の子どもが、肥満または過体重の状態にあり、
ヨーロッパ南部ではその割合が急増しています。
先進国の1/4以上の国で、いまだ乳幼児死亡率が1,000人中1人以上です。
ほぼすべての国でおよそ3人に1人の子どもが、肥満または過体重の状態にあり、
ヨーロッパ南部ではその割合が急増しています。
先進国の1/4以上の国で、いまだ乳幼児死亡率が1,000人中1人以上です。
〇スキル:27位
(読解力・数学分野の学力、社会的スキル)
(読解力・数学分野の学力、社会的スキル)
OECD、EU諸国において、平均して40%の子どもが、
15歳時点で読解力と数学の基礎的学力を身につけていません。
ブルガリア、ルーマニア、チリがその割合が最も低い3カ国でした。
最も高かったのはエストニア、アイルランド、フィンランドです。
15歳時点で読解力と数学の基礎的学力を身につけていません。
ブルガリア、ルーマニア、チリがその割合が最も低い3カ国でした。
最も高かったのはエストニア、アイルランド、フィンランドです。
また、ほとんどの国で、少なくとも5人に1人の子どもは、
新しい友達を作るという社会的スキルに自信をもっていません。
チリ、日本、アイスランドの子どもたちが、
この分野で最も自信のない子どもたち、という結果でした。
新しい友達を作るという社会的スキルに自信をもっていません。
チリ、日本、アイスランドの子どもたちが、
この分野で最も自信のない子どもたち、という結果でした。
〇精神的幸福度:37位
(生活満足度が高い子どもの割合、自殺率)
最も高かったのがオランダ、次いでメキシコ、ルーマニアでした。
多くの国で、生活に満足していると答えた子どもは5人中4人以下でした。
その割合が53%と最も低かったのがトルコで
続いて日本(62%)、英国(64%)でした。
多くの国で、生活に満足していると答えた子どもは5人中4人以下でした。
その割合が53%と最も低かったのがトルコで
続いて日本(62%)、英国(64%)でした。
いじめに遭っている子どもたちは、
あきらかに、精神的健康がより低い結果になりました。
調査の詳細
調査対象国数:38カ国
日本は総合20位
日本の子どもに「肥満児」は少ない
スキル
日本の子どもの「読書と数学の学力」は高い
スキル
日本の子どもは友だちをつくりにくい
精神的健康
日本の15歳児の生活満足度は低い
この結果はショックです
日本の子どもたちを苦しめているものは何なのでしょうか?
早急に対応しなければならない課題です。
精神的健康
日本の15-19歳児の自殺率は高い
結論
・・・ユニセフの提言・・・
子どもの幸福度を改善するために
© UNICEF/UNI361460/
|
「パンデミックによる経済、教育、社会への影響が続く中、一致して取り組まなければ、今の子どもたちの幸福度、その家族や社会への影響はさらに悪化し、破壊的なものになるでしょう。しかし、今各国政府が、子どもたちの幸福度を守る確固たる行動をとれば、これらのリスクは現実にならずに済むのです」 (オルセン)
本報告書を通じてユニセフは、子どもの幸福度を改善するために以下のことを求めています。
- 所得格差と貧困を減らすために確固とした行動をとり、すべての子どもが必要な資源にアクセスできるようにする
- 子ども・若者のためのメンタルヘルスのサービスに関する深刻な格差を是正する
- 仕事と家庭のバランスを改善し、特に、質が高く柔軟で安価な乳幼児保育へのアクセスを改善するため、子育て支援策を拡充する
- はしかの予防接種率の最近の低下を逆転させることを含め、予防可能な病気から子どもを守るための策を強化する
- 子どものいる家庭を支援するCOVID-19関連の政策を改善し、子どもの幸福度を支える予算が緊縮財政措置から守られるようにする
1)幼児期に聖書を学ぶ
日本基督同盟教団の教育局が
素晴らしい子どものための「家庭礼拝ガイド」
を作成しています。
ホームページ
私たちも家庭での礼拝を子どもたちとしてきましたが
今は教材が整っていて、素晴らしいと思いました。
出版:いのちのことば社 |
2)子どものための施設をつくる
こども本の森 中之島
建築家 安藤忠雄氏が設計した大阪にある
子どものための図書館です。
是非 行ってみたいですね!
こども本の森 中之島は
中之島公園内の大阪市立東洋陶磁美術館や中央公会堂に隣接。
延床面積は約800平方メートルで、1階から3階までの3フロアで構成している。
全フロア共通で、書籍の表紙を見せる面陳列を壁一面に採用。
書籍から引用したアフォリズム(格言や印象的な言葉)を象った
オブジェを随所に配し、
その横に引用元の作品の場所を記載した。
読書用の机と椅子のほか、壁の一部に腰を掛けられるシートを設置。
階段下のスペースは
小さな子どもが潜り込む洞窟のような読書スペースとして活用するなど、
どこでも本を読めるように空間を設計したという。
ホームページから転載
安藤忠雄氏は
こども本の森 中之島について
こども本の森 中之島について