2011年6月16日木曜日

 ライフ デザイン:リタイアの生き方(1)


クリスチャン新聞からの依頼で、リタイアについての連載をはじめました。
3週間に1回づつ 計10回の予定です。
リタイア前後の方々に 参考になれば幸いです。

第1回
ーーーリタイアはビッグイベントーーー 


リタイアは「人生のビッグイベントだ」と思います。
事実、私は大学教員を63歳で辞めたのですが、しばらくの間自由を楽しんだ後、突然「うつ」がやってきました。毎晩眠れなくなり、悶々とした日々を過ごしました。しばらくして、知り合いのクリスチャン医師に診察してもらい、数か月後に危機を脱しました。
私の体験は、極端な例かも知れません。なぜなら、早期退職後は「これまでの仕事は一切しない。神様の示される事をしよう」と決めてスタートしたからです。

妻の提案もあり、私もそうして自分のしがらみを捨て去るときに、神様に造られた本来の自分が現れるのではないか、と期待しました。自分がうつで空っぽになった後、取り組んだのが「男性会」を立ち上げることでした。
「目を覚ましていなさい。堅く信仰に立ちなさい。男らしく、強くありなさい」   (Ⅰコリント 1613
によれば、男性が立たねばならないからです。06年9月にクリスチャンの仲間とスタートさせましたが、友人や近隣の知人を積極的に誘いながら毎月開催し、先月50回目を迎えました。


さらに、主のご計画が伝道団体「国際ナビゲーター」に関わることだと気付かされ、訓練を受けて協力スタッフにして頂きました。訓練の間、スタッフの小川吾朗さんから「カレブの会」の提案がありました。会の名前は、旧約聖書に出てくるカレブという勇者に由来しています。
「今や私は、きょうでもう85歳になります。しかも、モーセが私を遣わした日のよう に、今も壮健です。私の今の力は、あの時の力と同様、戦争にも、また日常の出入りにも耐えるのです」       (ヨシュア141011)  
壮健で信仰心厚いカレブにならいリタイア後も人生を元気に歩み続けよう、というのが「カレブの会」の趣旨です。0612月から、参加条件は50歳以上のクリスチャンということで、毎月1回開催してきました。

さて、夫のリタイアが人生において大イベントであることは、妻にとっても同様です。夫がリタイアした後、家にいるようになって、妻が「夫在宅ストレス症候群」になるという事例は良く聞きます。「夫に人生があるように、妻にも人生があるのだ」とは、JTJ宣教神学校で松坂政広先生(家族学)から学んだことです。リタイアは夫婦共に新たな人生をスタートさせる大切な時でもあるのです。

人生は「宝さがしの旅」です。さあ!新たな冒険の旅にご一緒しましょう。


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