ミトコンドリアの電子顕微鏡写真 マトリックスや膜がみえる 《Wikipediaより転載》 |
・・・・・最近・・・・・
ミトコンドリア
が話題になっています。
いつまでも元気に生きる!
認知症を予防する!
ミトコンドリアがエネルギーを生み出すというのです。
NHKでも最近放送されましたが
「ためしてガッテン」
疲れやすい体にさらば!
スタミナUP 若返り術
2015年8月26日放送
ミトコンドリア・・・興味深いですね!
体がみるみる若返る!
「ミトコンドリア」
をふやす極意を伝授
太田 成男 教授
(日本医科大学大学院医学研究科)
の記事から転載します
ミトコンドリアとは、なんでしょうか。
ミトコンドリアは、私たちの細胞の中にある小器官の一つで、
細胞全体の10~20%を占めています。
細胞によっては、100~3000個のミトコンドリアが含まれており、
さまざまな役割を果たしています。
その中でも最も重要な役割が、エネルギーを作り出す働きです。
ミトコンドリアは、
食事から摂取した栄養と、呼吸から得られた酸素を使って、
ATP(アデノシン三リン酸)という
エネルギーを放出する物質を作り出します。
ミトコンドリアの量と質をよくしてやることによって、
私たちは、エネルギーを作る能力をアップさせることができます。
それによって、
体力がアップするだけでなく、
年をとってもなお若々しく、健康な体を維持することが可能になるのです。
典型的な動物細胞の模式図 (1) 核小体(仁) (2) 細胞核 (3) リボソーム (4) 小胞 (5) 粗面小胞体 (6) ゴルジ体 (7) 微小管 (8) 滑面小胞体 (9) ミトコンドリア (10) 液胞 (11) 細胞質基質 (12) リソソーム (13) 中心体 《Wikipediaより転載》 |
どうすれば、
ミトコンドリアを増やせるでしょうか?
それには、体にエネルギーを必要としていることを分からせることが重要です。
そのために、いくつかの方法があります。
■ややきつめの有酸素運動
まず、お勧めしたのが、ややきつめの有酸素運動です。
有酸素運動とは、
酸素を使って脂肪を燃やす運動で、ランニングなどです。
①初めに、30秒ほど小走りで走ります
②次に、脈が整うまで1分ほど歩きます
③その後に、30秒ほど小走りします
これを繰り返すと、5分ほどで汗が出てくるでしょう。
こうすることで、短時間のうちに有酸素運動に入ることができます。
有酸素状態に入ったら、
あと30分程度ジョギングやウォーキングをすればいいのです。
ちなみに
運動をする際には、
その前になるべく食べ物を摂らないようにした方がよいでしょう。
体を、エネルギーが枯渇した状態にしたうえで運動することで、
ミトコンドリアがより増えやすくなります。
■寒中水泳・サウナ後の水ぶろ
寒さを感じると、
体は、
「エネルギーが必要だ」と判断し、
ミトコンドリアをふやそうとするのです。
水ぶろに入るのが難しい方は、
家庭で入浴後、
足先に水シャワーをかけるだけでも、効果が期待できます。
■週末のプチ断食
ミトコンドリアをふやすためには、
「空腹感」が最も大切であることがわかっています。
そこで、お勧めしたいのは、週に1~2度のプチ断食です。
これは、それほど難しくありません。
例えば、平日は、ふだん通りの食事をします。
それで、
週末の1~2日だけ、3割程度、摂取カロリーを減らせばよいのです。
それに・・・
食事の際には、「早食いは禁物」です。
早く食べることで、老化の原因となる活性酸素を作り出してしまうからです。
ですから、活性酸素を余分に生み出さないためにも、
早く食べることで、老化の原因となる活性酸素を作り出してしまうからです。
ですから、活性酸素を余分に生み出さないためにも、
一食に30分以上かけるつもりで、
できるだけゆっくり食べるのがいいのです。
■背筋を伸ばす、片足立ちをする
ミトコンドリアは、
筋肉の中に多く含まれているのですが、
姿勢を保つための筋肉、ことに背筋と太ももの筋肉に、
ミトコンドリアがたくさん含まれているからです。
片方の足を1分ずつ、
片足立ちをすることで、
普段より倍の負荷(体重)を、
体に与えることができます。
同時に
バランス感覚も鍛えられます。
曲げているほうの足
を持って、
行うといいでしょう。
立っている時も、「頭から糸でつられている
ようなイメージ」で背中の筋肉をピンと伸ばします。
一日2時間の運動を一週間続けると、
30%程度、
ミトコンドリアの量がふえることが、
人の臨床的な実験からもわかっています。
私たちの体には、
生まれつき「若くなるための機能」がそなわっています。
「若くなるための機能」とは、
ミトコンドリアによるエネルギーを作り出す能力と、
そのエネルギーを使って
老化によって生じる不具合を治していく力のことです。
主なる神は、
土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、
その鼻に命の息を吹き入れられた。
人はこうして生きる者となった。
創世記2章7節
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