2017年7月24日月曜日

ライフデザイン:最近観た映画


『沈黙』



遠藤周作(1923ー1996)の代表作
1966年に発表されました

私は当時読んでいますが
信仰を持っていない時だったと思います。

その後、篠田監督が映画化していますが、それも観ました。
ずいぶん残酷な映画だな・・・との記憶がありますが
キリシタンの信仰のすごさに感銘を受けたものです。





今回の映画は、マーティン・スコセッシ監督
原作が発表された当時から
映画化の構想を練っていたそうです。
アメリカ人からキリシタン迫害をどの様に描くのか
興味深いものでした。





・・・映画の広告・・・
なぜ弱きわれらが苦しむのかー
原作 遠藤周作「沈黙」×監督 マーティン・スコセッシ
構想28年。
戦後日本文学の金字塔が、アカデミー賞®監督の手で完全映画化。
「人間にとって本当に大切なものとは何か」を描き出す渾身の超大作。



・・・ストーリー・・・
17世紀、江戸初期。
幕府による激しいキリシタン弾圧下の日本。
高名な宣教師の棄教を聞き、その弟子のロドリゴ(アンドリュー・
ガーフィールド)らは長崎へと潜入する。
彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、弾圧を逃れた
"隠れキリシタン"と呼ばれる日本人らと出会う。
しかしキチジロー(窪塚洋介)の裏切りにより、
遂にロドリゴらも囚われの身となり棄教を迫られる。
守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。
心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった
自分自身の弱さ。
追い詰められた彼の決断とは―
《キネマ旬報社データベースより》






日本で暮らした経験を持ち、
日本を題材にした小説も書いているイギリス人作家、
デイヴィット・ミッチェル
また、
『沈黙』について「20世紀最高の日本小説に加わる作品だ。
私がこの小説を好きな理由は、
非常に全キリスト教的な見方をしている所にある」

と高い評価をしています。


キリスト教迫害の歴史


私は、神の沈黙の絶望的な状況の中から・・・
希望(極僅かでも)を見いだすことができることを感じました。
神のみこころ(意図)を知ることは
非常に困難です。
が、
人間を創造し愛しておられる神さまは
結果的に、必ずや私たちを幸せにする!
という確信を得る事ができます。



キリスト教は、
ヨーロッパでは
ローマ帝国によって313年間の長い迫害の歴史がありました。
一方、
日本のキリシタン迫害は286年間。
イタリアに勝るとも劣らぬ日本のキリスト教迫害の歴史。
このことを、私は重く受け止めたいと思います
先人信仰者の犠牲は・・・
これからの日本の宣教に大きな力を与える
と信じます。






義のために迫害されている者は幸いです。
天の御国はその人たちのものだから。 
わたしのために人々があなたがたをののしり、
迫害し、
ありもしないことで悪口を浴びせるとき、
あなたがたは幸いです。 
喜びなさい。
喜びおどりなさい。
天ではあなたがたの報いは大きいから。
あなたがたより前にいた預言者たちを、
人々はそのように迫害したのです。  
マタイ 5:10〜12





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