何故か?
・・・
不安な時代
不確実な時代
だからこそ
未来予測
の本が話題になるのではないでしょうか?
最近の出版からご紹介
(1)
政治・歴史・社会・文化 を論ずるフランスの代表的知性 経済学者/思想家/作家 |
極端に暗い未来を取り上げながら 結論的には 明るい未来を説く そのためにはどうしたらよいかを提言する |
・・・書籍紹介からの要約・・・
19世紀末を別とすれば
2017年から2030年までの間に
人類史上まれにみる大型のテクノロジーイノベーションが続出し
われわれの暮らし、
労働環境、学習方法、介護、思考、信条は激変する。
それらのイノベーションにより
希少性という問題は大幅に改善されるだろう。
健康:
死との関係は、われわれの社会基盤の本質であり続ける。
遠隔医療が発達する。
患者はインターネットに接続された薬箱によって忘れずに服薬できる。
患者が処方に従わない場合は、この薬箱が医師と保険会社に通報する。
ナノテクノロジーによって異常は分子レベルで正確に検知できる。
超高感度センサーによってがんの早期治療が可能になる。
fMRIや脳波図の技術進歩により、感情の仕組みが解明され、
さらには人工的に感情を呼び起こすことができるようになる。
手術施設には、迅速かつ確実で低侵襲な手術を提供するために
数多くの手術用ロボットが設置される。
ゲノム薬理学により、
患者個人の遺伝的特性に合わせた薬物治療が実現する。
アルツハイマー型認知症は治る病気になりつつある。
軍隊では兵士の戦死者が減る。
教育:
子どもたちは、
好奇心と批判的精神を養うために
バーチャルリアリティ眼鏡によって仮想世界を体験する。
世界中の教師と生徒との完全な交流が教室の壁を越えて可能になる。
ビデオゲームが知識習得に
極めて便利な情報機器になりうることが明らかになる。
脳の働きの解明が進み、
注意力、集中力、記憶力、思考力、協力、独創力などを高める
あるいは修復するための臨床手段が見つかる。
労働
ロボットが自然言語を習得するため
人間でなければできない
と思われていた労働までロボットが行うようになる。
労働の苦痛は劇的に軽減される。
たとえば、
ロボットは石油化学業界ではコンテナ内部の目視点検を行い
消防士に代わって現場の扉をこじ開けて消火活動にあたる。
軍隊では兵士がパワードスーツを着用するため戦死者が減る。
介護ロボットや補強スーツにより、
体の不自由な人たちの生活の質は向上する。
介護やネットワーク管理などの分野をはじめ
数多くの新たな職種が生まれる。
ソフトウエア開発者、データサイエンティスト、ビッグデータの設計者
バイオテクノロジーやナノテクノロジーの技術者に対する
需要は急増する。
その結果、
従来の企業は破壊され、労働のあり方が変質する。
すなわち、
就労体系は柔軟になり、1人でいくつもの役割をこなし
委託になり、働く人たちはノマド化し
プロジェクトのメンバーは
小さなグループの集まりで構成されるようになる。
住宅
家全体が3Dプリンターで造られる。
ナノテクノロジーを用いた家の外装により
太陽光エネルギーが集められて利用される。
よって、従来の太陽光発電パネルは時代遅れの産物になる。
この外装により、
「スマートビルディング」の大量生産が可能になり、
それらの建物では、消費する以上のエネルギーが生み出される。
新たなセメントが開発され、建物の耐用年数はこれまでの10倍になるため
住宅業界は激震に見舞われる。
水資源
海水淡水化設備により、飲料水の利用事情は大きく変化する。
そのことはイスラエルの例からもわかる
(イスラエルでは、飲料水の55%は海水淡水化設備からのものであり
下水処理水の86%は灌漑のために用いられている)。
2030年に海水を淡水化するコスト
(2016年のコストはすでに1990年の3分の1にすぎない)は
さらに3分の1になるだろう。
これは特に中東地域やアフリカ・サブサハラ地域の沿岸部
にきわめて大きなプラスの影響をもたらすだろう。
農業
センサーを大規模に導入することによって、作物の成長を確認して
水量、日当たり、温度などを調整できるようになる。
ゲノム研究の進歩によって作物や家畜の品種改良が可能になる。
農畜産学がいわゆる「農学的利益」となる
遺伝子を突き止めるため、
作物栽培や家畜飼育の環境が最適化される。
さらに、
農薬や化学肥料を使用しない有機農業が行われるようになり、
農業全体に変革がもたらされる。
今日、
農地全体に占める有機農業の割合は1%にすぎないが、
有機農業はまもなく
世界人口を養うのに十分な収穫量を確保できるようになり、
農民たちは満足できる収入を得られるようになる一方で、
自然環境や現場で働く人たちの健康も守られる。
エネルギー
エネルギーを節約することが主なエネルギー源になるだろう。
エネルギーの節約は、
モノのインターネットやスマートメーターによって管理される。
石炭、石油、天然ガス、原子力、水力は利用され続け、
さらには
太陽光や風力をはじめとする再生可能エネルギー源の開発が進む。
エネルギー効率の改善、太陽光パネルおよび
蓄電池の価格の大幅下落により、分散型エネルギー生産が普及する。
それまでエネルギーを利用できなかった
農村部の人々がエネルギーを利用できるようになるのだ。
2030年、40カ国(特に、ロシア・インド・中国・アメリカ)において
原子力発電に1兆ドル以上の資金が投資される。
老朽化した原子力発電所の廃炉が遅れることはないだろう。
最後に私の感想
全体に常識的な情報からの予測で
従来の未来予測者のようなダイナミックな未来が見えない。
もう時代は変わらないのか?
(2)
これはアメリカの研究機関の報告
トランプ大統領も報告を受けたことでしょう。
冷たいデータだけからの予測
という感じ。
文化や国民性などソフト面が考慮されれば
もっと
幸せな結果が予測されると思いました。
(3)
AMAZONの内容紹介
9つの潮流
50の新ビジネス
未来はこうなる。
圧倒的な情報収集力と分析力で描き出す
未来社会とそこで躍動するビジネス。
激動の本質を示唆する渾身の大予測。
構想5年。
世界の賢人たちの未来予測を読み込み
世に溢れる未来情報を収集し
膨大な予測結果を整理することから始めた。
そして、
それぞれの関係性を分析し
未来を決める9つの「メガトレンド」を導き出し
「未来社会の姿」と立ち上がる「50の新ビジネス」を描く、
これまでにない未来予測書。
【未来の社会とビジネスを知りたい人のための教科書です】
■未来を予測するための基礎知識をインプットする
■巷を流れる未来情報を全部まとめた未来年表を読む
■世界の賢人たちが描く未来図総覧を知る
■未来を決める9つのメガトレンドと50の新ビジネスを学ぶ
出版社からのコメント
※「まえがき」より抜粋
ビッグデータや人工知能(AI)
ロボット技術などの発達が人間の仕事を奪い取るとの懸念がある。
一方で、
再生医療や遺伝子治療は
人間の寿命をさらに伸ばそうとしている。
これ以上長生きしたら
子供の世代に回すはずの予算を生きているうちに
使い果たしてしまいそうだ。
社会構造も急激に変化しつつある。
製造業のサービス産業化が進み
シェアリングエコノミーやフラット社会、
オープンソサエティーなどの登場は
組織構造や価値基準が大きく変わりつつあることを感じさせる。
グローバル化する世界を見れば、
国境を越えたヒト・モノ・カネの流動性は高まるばかりだ。
強大化する市場原理は国家を飲み込んで
国家経営も企業的な振る舞い方をするようになってきた。
先進国が
足踏みをする傍らで勢いづくエマージング諸国。
前者は少子化に悩み、後者は人口爆発に頭を抱える。
国内では格差社会が深刻化する一方で
先進国と途上国の経済格差は着実に縮小している。
世界中にテロの拡散が懸念されながらも
世界のツーリズム産業は史上かつてない勢いで成長中だ。
様々な矛盾を抱えながら、
メディアは旧システムの限界論を叫ぶ。
資本主義の限界、民主主義も疲弊
国家制度は破たんし、国連も機能不全だと。
確かに
事態は以前よりはるかに複雑化してはいる。
<中略>
こうした事情を抱えながらも
世界経済に影響を与えるほどにまで成長する国の数は確実に増え
それだけ構造は複雑になる。
結果として、
先も見通しづらくなったといえるだろう。
それを解きほぐそうと、
様々な国の様々な分野の専門家たちが、
それぞれの目線で精緻に分析した結果を解説する。
さらには、
これら一次情報を核として様々に加工・再編集した
二次創作の未来予測記事が生み出されていく。
それらは、
1つを取り出してみたときにはそれなりの説得力があるかもしれない。
ただし
しばしば、ほかの予測とは全く違ったものであったりする。
こうしたバラバラの未来図を多数決で足し合わせても
論理的でも何でもない
ただの空想図にも似たものになってしまうだろう。
本書は、
こうした「専門家による各論を足し合わせた未来予測」ではない。
もちろん、
世界中に多く存在する予測は総覧しているが、
それをもって具体的な未来図とはしていない。
あくまで社会構造や人の価値観に大きな変化を与えるテーマを
導き出すための資料として抽出したテーマを集約し、
独自に9つのメガトレンドとして提示した。
この9つのメガトレンドこそが
生活風景や事業運営の未来を考える際に
分野を問わず、
影響力が極めて大きな潮流といえるものである。
これを導き出す作業は
世に溢れる未来情報を片っ端から収集し
読み込むところから始まる。
その中から「光る示唆」を選び出し
それぞれの関係性を調整したうえで
ストーリーとしてまとめ上げるのである。
それは、
数年を要する膨大な作業である。
日々の実務に追われる多くの方には、まず不可能な作業であろう。
そこで、
筆者が代表として、この力仕事を遂行し、
その結論だけを極力分かりやすく解説した。
それが本書である。
結論として・・・
ここでは
9つのメガトレンドを取り上げ紹介するにとどめます。
総じて・・・悲観的な日本の未来に対して
開かれた日本になれば
本当の日本人のチカラ(世界に幸せを提供する)が生かされる時代が
訪れるのではないか、と期待もする私です。
ヴィジョンが無いと、
人々は自分勝手なことをやりだす。
(神の)御言葉を守る人は幸いである。
箴言29:18
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