国連は、各国の幸福度をランキング化した
「世界幸福度報告書」
の2021年版を発表した。
毎年3月20日の「国際幸福デー」に合わせて作成しているもので、
今回で9回目。
世界幸福度ランキングは、
各国の人に自分の幸福度を評価してもらい、
加えて
●GDP ●社会的支援 ●健康寿命 ●人生を選択する自由度
●腐敗・汚職度 など
の要素を元に総合評価をし、過去3年間の平均値で決定される。
今回対象になったのは149カ国。
上位は例年通り、欧州諸国が占めた。
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アジアで幸福度の高い国は?
24位:台湾省
32位:シンガポール
54位:タイ
56位:日本
62位:韓国
84位:中国
世界幸福度ランキング1位~149位
· 1位:フィンランド
· 2位:デンマーク
· 3位:スイス
· 4位:アイスランド
· 5位:オランダ
· 6位:ノルウェー
· 7位:スウェーデン
· 8位:ルクセンブルグ
· 9位:ニュージーランド
· 10位:オーストリア
· 11位:オーストラリア
· 12.位:イスラエル
· 13位:ドイツ
· 14位:カナダ
· 15位:アイルランド
· 16位:コスタリカ
· 17位:イギリス
· 18位:チェコ共和国
· 19位:米国
· 20位:ベルギー
· 21位:フランス
· 22位:バーレーン
· 23位:マルタ
· 24位:台湾省
· 25位:アラブ首長国連邦
· 26位:サウジアラビア
· 27位:スペイン
· 28位:イタリア
· 29位:スロベニア
· 30位:グァテマラ
· 31位:ウルグアイ
· 32位:シンガポール
· 33位:コソボ
· 34位:スロバキア
· 35位:ブラジル
· 36位:メキシコ
· 37位:ジャマイカ
· 38位:リトアニア
· 39位:キプロス
· 40位:エストニア
· 41位:パナマ
· 42位:ウズベキスタン
· 43位:チリ
· 44位:ポーランド
· 45位:カザフスタン
· 46位:ルーマニア
· 47位:クウェート
· 48位:セルビア
· 49位:エルサルバドル
· 50位:モーリシャス
· 51位:ラトビア
· 52位:コロンビア
· 53位:ハンガリー
· 54位:タイ
· 55位:ニカラグア
· 56位:日本
· 57位:アルゼンチン
· 58位:ポルトガル
· 59位:ホンジュラス
· 60位:クロアチア
· 61位:フィリピン
· 62位:韓国
· 63位:ペルー
· 64位:ボスニア・ヘルツェゴビナ
· 65位:モルドバ
· 66位:エクアドル
· 67位:キルギスタン
· 68位:ギリシャ
· 69位:ボリビア
· 70位:モンゴル
· 71位:パラグアイ
· 72位:モンテネグロ
· 73位:ドミニカ共和国
· 74位:北キプロス
· 75位:ベラルーシ
· 76位:ロシア
· 77位:香港
· 78位:タジキスタン
· 79位:ベトナム
· 80位:リビア
· 81位:マレーシア
· 82位:インドネシア
· 83位:コンゴ(ブラザビル)
· 84位:中国
· 85位:コートジボワール
· 86位:アルメニア
· 87位:ネパール
· 88位:ブルガリア
· 89位:モルディブ
· 90位:アゼルバイジャン
· 91位:カメルーン
· 92位:セネガル
· 93位:アルバニア
· 94位:北マケドニア
· 95位:ガーナ
· 96位:ニジェール
· 97位:トルクメニスタン
· 98位:ガンビア
· 99位:ベナン
· 100位:ラオス
では・・・
何で日本はこんなに「幸福度」が低いのか?
「World Happiness Report 2021」による世界幸福度ランキングは、主に次の6つの項目のアンケート調査を中心に選出されています。
1.人口あたりGDP
2.社会的支援(ソーシャルサポート、困ったときに頼ることができる人がいるか)
3.健康寿命
4.人生の選択の自由度
5.寛容かんようさ(過去1カ月の間にチャリティーなど寄付をしたかなど)
6.腐敗の認識(不満、悲しみ、怒りの少なさ、社会、政府の腐敗が蔓延まんえんしていないか)
国際調査の結論
被験者268人を75年間追跡調査して、
幸福度が高かった上位10%と、そうではない下位10%を比較した。
その結果、明らかになった両者の最大の違いは
「温かい人間関係」
を人生で築くことができたかどうかだった。
日本人は何故幸福感が低いのか?
・社会的な自由度が低い
・忍耐することが伝統的に美徳で、我慢することが良いとされている
・有給休暇の取得が少ない
・休むことに気が引けるという文化が未だある
・休日出勤や無報酬での残業過多、昇給賞与なし、上司からの飲みの誘いを
断れない、熱が出たくらいで休むなと言われる
「ブラック企業文化」がある
・仕事に対する価値観として、時間をかけずに効率よくお金を稼ぐことに
重きを置いているので、多くの仕事はストレスになっている
・ボランティア、地域の社会活動などの価値をあまり認めていない。
つまり人との繫がりが薄くなる傾向が続いている
・日本の男女不平等ランキングは、156カ国中120位という現実
・いじめ等で若者の自殺が多い
・集団主義つまり皆と一緒でないといけないという社会
・時間を守る、品質を守る、ルールを守る事に多大の犠牲とストレスを感じる
・国連児童基金(ユニセフ)が9月3日、公表した報告書によれば、
先進・新興国38カ国に住む子どもの幸福度調査で、
日本は20位に。
特に「精神的な幸福度」は37位と最低レベル!
「身体的健康」は1位、経済的にも恵まれている。
そんな状況にも関わらず精神的幸福度が低いのは、
日本の子どもたちは
思春期に競争原理に基づいた偏差値重視の序列化にさらされる。
自己肯定感が育たないのは当たり前
さあ!
どうしたら
この状況を脱するすることができるか
これからの取り組みに期待しましょう!
愛する者たち。
私たちは互いに愛し合いましょう。
愛は神から出ているのです。
愛がある者はみな神から生まれ、神を知っています。
ヨハネの手紙第一4:7