2012年7月19日木曜日

ライフデザイン:リタイヤ後の家族 Ⅴ



「浦島太郎家族」になった あなたの玉手箱の中身は何だったのでしょうか?
「退職金」ですか
それとも「想い出」ですか?
玉手箱を開けるのは少し後にして・・・
これからの家族を含めたリタイヤライフのシナリオを考えてみましょう。
これまでの家族の物語がどうであれ、
思い立てば新しい物語をつくり出せるからです。
もう一度これからのあなたの夢を綴って下さい。



私の手元にお気に入りの一枚の古い写真があります。
「田舎の祖母の米寿のお祝い」の時のもので、
もう60年近く前に親族が50名ほど集っている写真です。
今は時代が移り・・・
そこにいた人たちの4割は亡くなりましたが、若者や子どもたちはそれぞれに新たな家族を生みだしてきました。
しかし今は、このように親族が大集合することはなくなり、
残念ながら血縁関係が希薄になってきたのが近年日本の家族の特徴です。



最近のことですが・・・
知人の紹介で、
「ファミリーホーム」を運営されている「Kさん」のお宅に伺いました。
15年前から、自宅に5人前後の子どもたちを預かり、養育してきました。
様々な理由で、親元に置けない子どもたちが年々増えているそうで、
公的機関を含めて、子どもたちを親に代わって養護する必要性が、
増大しているとのこと。
Kさんご夫妻にとって、
子どもたちとは血縁関係はありませんが皆家族です。
また、
アメリカでは結婚と離婚を繰り返すことにより、
血縁と関係ない複雑な家族関係が急増していると言われます。



聖書をみると・・・
使徒パウロは生涯独身でしたが、
信仰に根ざした「神の家族」をたくさんもっていました。
これからは・・・
血縁関係だけの家族でなく、
多様な家族関係を認め大切にしていくことが肝要に思います。



さあ!
「有終の美」を迎えるために、玉手箱を開きましょう。
蓋を開くと・・・
その中には「宝」が入っていました。
その宝は「神の愛」です。
神の愛とはキリストの自己犠牲の愛、他の人に仕える愛です。
これからの与生、神の愛を知り救いを得て、祝福の人生を歩みましょう。
そして、次の世代に良いものを継承すべく、
なたの「家族の物語」を完成させてください。




神よ、
わたしを、あなたの平和を実らせるために、用いて下さい。
・・・・・
神よ、
わたしに、
慰められることよりも、慰めることを、
理解されることよりも、理解することを、
愛されることよりも、愛することを望ませてください。
・・・・・
(聖フランチェスコの祈り)





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