2013年6月7日金曜日

ライフデザイン:働くことを考える−3

2012年11月初版

私が「ブラック企業」という言葉を知ったのは
数ヶ月前のNHKテレビの番組でした。
ところが「この言葉は数年前から インターネットを通じて徐々に広まった」
と、この本にありました。
(遅ればせながら・・・気づかされた訳ですが)

そして・・・
2008年 この映画がヒットしました
『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』
http://black-genkai.asmik-ace.co.jp
見続けるのが苦しい場面もありますが 結果としておもしろく且つ励まされます。
《男は仕事で磨かれ、男によって成長するということか》

ブラック企業
とは
大量採用・大量離職を前提とした新卒を物品のように扱う企業
したがって、長く働き続けることができない。
実はこのような企業は昔からあったように思います
が・・・
現在の「ブラック企業」は、若く有能な人材を使いつぶし
仕事に未来を見いだせないために 自己都合退社に追い込まれまで追いつめる。
日本型雇用の変革期に生み出された
日本社会をも破壊させかねない深刻な問題です。

その特徴
(著者:NPO法人POSSE代表 今野晴貴氏によれば)
1− 月収を誇張する
2− 正社員という偽装
3− 入社後も続くシュウカツ
4− 戦略的パワハラ
5− 残業代を払わない
6− 異常な36協定(長時間労働の労使協定)
さらに詳しくはこの本で:::

「ブラック企業」から身を守る方法
も紹介されています
・・・鬱病になる前に・・・
1− 自分が悪いと思わない
2− 会社の言うことは疑ってかかれ
3. 簡単に諦めない
4- 労働法を活用せよ
5. 専門家を活用せよ
さらに詳しくはこの本で:::

著者は社会的な対策を提言しています
・新しい労使関係の構築
・NPOの活用
・労働法教育の確立と普及 など
これからの取り組みが期待されます-------


近年の日本の経済状況をデータで見てみると・・・
格差社会が進展していることが
理解できます。
平成9年をピークに 日本人サラリーマンの年収が 下がり続けています
しかも 年収300万円以下の人たちが 増えているのが問題でしょう





 
 資料の出所:内閣府


この記事の最後になりますが
私の親友上田忠敏さんのすばらしい経営哲学をご紹介しましょう。
《クリックすると拡大します》









0 件のコメント:

コメントを投稿