2011年3月28日月曜日

東日本大震災に思う:タイ国スラムからの震災寄付金



日本のさまざまなNPO(特定非営利組織)は、これまで国際的に貧しいたくさんの地域を支援してきました。大震災の後、今度は逆に、たくさんの国々が、日本に支援を申し出てくれています。

その一例ですが、これまでタイでスラムの中の常設図書館の設置、移動図書館活動、本の配布、奨学金の支給を行ってきた団体から、このようなニュースが入りました。

■タイ最大のクロントイ・スラムの住民が街頭募金を行いました

3月20日。タイの首都バンコクにあるクロントイ・スラムで東日本大震災の被災者支援のための街頭募金が行われました。今回の震災で亡くなられた方々を追悼するため、僧侶たちの法要を行いました。その後住民たちがスラムの中を歩きながら募金の呼びかけをしました。経済的に困窮しているスラムの住民ですが、夕方になるまで続けられた募金活動により、323,600バーツ(約867,000円)が集まりました。

■クロントイ・スラムの住民の声

住民たちはこのスラムを訪れたことのある日本の支援者の方々を、ひいては支援団体を通して知った日本という国に住む人々を、心配しています。
そして「スラムが火災の時に助けてもらった」。
「今こそ、日本に対する恩返しの時」、「困った時は、国は関係ない」、「日本は遠くても近い親戚、兄弟」、「これまで日本人の支援で教育を受けられた。
今こそ恩返しをする時」とメッセージを寄せてくれました。





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