我が家の玄関:スペイン製の花瓶に庭の草花 |
私どもの結婚式(もう35年も前)の祝辞で印象的だった言葉。
「女性である妻は、感情が日々異なるので、今日の気分を花で表しなさい。体調気分が良ければ赤い花を玄関に置きなさい。悪ければ青い花、中間は黄色・・・男性である夫は、帰宅後それを玄関で見て、彼女の状況を理解し配慮しなさい」と。
私はといえば、車を飛ばして約1時間で帰宅しますが、仕事で疲れきっているときは、途中スーパーの駐車場などで一休みしてから帰宅したものです。そして元気に「ただいま!」
そういうわけで、人はその父母を離れ、妻と結ばれ、二人は一体となるのである。旧約聖書 創世記 2:24
一体となるということは、明らかに相手に対して秘密をもたないということです。これは特に男性にとっては難しいことのようです。私もそうでした。
黙っていても妻には分かってしまうし、誤魔化したつもりでも・・・結局は、嘘の上塗りになってしまうのでした。こうなると白旗を揚げ、ただただ謝るしかありません。プライドを捨てろ!そして正直に率直に生きることが最良だ!と遅ればせながら気づいたのです。
理解するためには・・・理解したいと望まなければなりません。
自分が思っていることを表現することが必要です。
勇気が必要です。
愛することが必要です。
その生来の違いを受け入れることが必要です。
男女の違いがいかに大きいかを認めなければなりません。
愛における男女の違いを認めなければなりません。
過去というものがもつ役割を理解しなければなりません。
イエスキリストにその生活を従わせなければなりません。
ポール・トゥルニエ(臨床精神医)
男性は、論理的な精神をもち、女性は人間中心的な精神をもっています。ですから、違う二人が理解し合うのには努力が必要です。夫は仕事にのめり込みますが、妻の興味は家庭であり、夫の職業には全く興味がなく、夫にとってそれがどんなに大切なものかも理解できません。
結局お互い理解しあうには、相手が興味をもっているものに、興味を寄せることが必要なのですね。これが「愛の表現」なのだと、私は思います。
日々どんなに忙しくても、共通の興味ある事をふたりでするための時間をもつことがとても大切だ、とつくづく思う今日この頃です。
参考図書:結婚の障害(ポール・トゥルニエ著・ヨルダン社)
参考図書:結婚の障害(ポール・トゥルニエ著・ヨルダン社)
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