2011年12月17日土曜日

ライフデザイン:絆(2)

日本人の持っている「絆」感覚は?

 「第三の人生」の中で
デーケンさんは日本に長く住んで感じている「日本人の美点」に、
『敬老の念』が厚いことと
『社会の中での人と人との絆』の強さ
を指摘しています。
とは言え・・・それらが急激に薄れてきているのが、最近の問題でしょう! 

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 統計的にみても、都市部は明らかにその傾向が顕著です。
ここには現れていませんが、実は会社の中が近年急激に殺伐としてきた、
と聞きます。
効率社会・競争社会・国際化がもたらした弊害です。

1999年から近所つき合いが減っています
特に都市部でのつき合いが薄くなってきています

一方、ドイツ出身のデーケンさんは、
ヨーロッパの個人主義がますます顕著になって、共同体や連帯性を軽視してきたのが近年の問題だ!
と指摘しています。
その結果、人々は老人を粗末に扱い、
歳をとれば取るほど、人々は孤独感と絶望感へと追い込まれていると言います。

そう考えると、日本人の絆感は良いことではないか、
と思わされるのです。
「甘えの構造」が過ぎるのはいけないけれど、
人間として互いに心をいたわり合う日本人の「絆・感覚」は
貴重ですね。



彼自身(イエスキリスト)も同じ試練にさらされているので
他の人々の問題をわが事のように理解し 同情できるのです。 
新約聖書 ヘブル書5:2

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